引越しのひより
引越し見積書の見方
引越しの見積書は、金額の下に大事な条件が書かれています。合計額を比べる前に、同じ条件で出た見積りかを確かめましょう。

実際に相談が多いトラブル
引越しの相談は、国民生活センターのまとめで2023年度2,128件、2024年度2,344件、2025年度2,703件と増えています(相談件数、2026年2月の注意喚起)。次の事例は、見積書を読むと防ぎやすくなります。困ったときの相談先は消費者ホットライン188です。
- 養生をせず、壁や床に傷
- 保護の範囲を見積書の作業欄で確かめ、入居前の写真を残します。
- エアコンの費用を当日に請求
- 別業者が来る作業は、当日の追加費用が無いかを見積りの段階で聞きます。
- 荷物がトラックに乗らず積み残し
- 訪問なしの見積りなら、押し入れや物置の中まで撮って伝えます。不安なら訪問を頼みます。
- 断ったら段ボールの返送料を請求
- 契約前に受け取った箱の扱いを、受け取る前に確かめます。
見積書を比べるときは、まず条件を揃える
合計額が安く見えても、荷造りや搬入の範囲が違えば比べられません。受取日時、発地と着地、作業の分担を横に並べてから金額を見てください。ひよりで金額が動く条件は料金の決まり方にまとめています。
約款で見積書に書くと決まっている項目

- 申込者と荷受人
- 氏名、住所、電話番号。ご本人以外が受け取るときは特に確認してください。
- 日時
- 荷物の受取日時と引渡日。引渡日は遅延の判断の基準になります。
- 場所
- 発送地と到達地の地名、地番、連絡先電話番号。
- 金額
- 運賃等の合計額、内訳、支払方法。
- 解約
- 解約手数料の額。
- 会社の情報
- 名称、番号、住所、電話番号、見積り担当者の氏名、問い合わせ窓口の電話番号。
- 作業
- お客様・荷受人・会社がそれぞれ行う作業。
※ 約款の項目名は「事業許可番号」です。当社の許可番号または登録番号は、受付開始までに掲載します。
内訳の読み方
内訳は、受取日時や発着地と、作業の種類に応じて分けて書くことが約款で決まっています。「一式」だけで終わっていないかを確かめてください。
- 運賃
- 荷物を運ぶことに対する部分です。
- 積込み・取卸し
- 車への積み下ろしの作業です。
- 搬出・搬入
- 家の中から車まで、車から家の中までの作業です。階段や距離の条件が効きます。
- 荷造り・開梱
- お客様の作業か会社の作業かで、ここが変わります。
- その他
- 書かれている作業の内容まで確かめてください。
支払いの時期
約款の原則は、会社が荷物を受け取る時です。運び終わった後ではなく、運び出しの時点が基本だと知っておくと、当日に慌てません。別の扱いがあるかは、見積書の支払方法で確かめてください。
追加料金の決まり

実費が見積りを超えても、金額を修正できるのはお客様の責任で算出の前提が変わったときに限られます。実費が見積りを下回るときは、実額に修正します。荷物が増えた、階や駐車の条件が違ったといった変更は、分かった時点で伝えてください。
解約と延期
解約・延期の手数料がかかるのは、お客様の都合で、受取日の前々日、前日、当日に指図した場合です。上限は順に20%、30%、50%です。割合の土台は見積運賃等で、そのうち料金にあたる部分は、積込み・取卸し、搬出・搬入、荷造り・開梱に限られます。受取日が20日なら、18日が前々日です。
解約の場合は、これとは別に、見積書に明記した作業ですでに実施または着手したものの費用がかかることがあります。受取日の3日前までの確認が会社からなかった場合は、手数料もこの費用もかかりません。
見積りの段階で請求されないもの
約款では、見積料は請求できません。内金や手付金も、見積りの際には請求できません。下見に費用がかかる場合だけ、見積りの前に金額を伝えて了解を得ることになっています。
※ 標準貨物自動車利用運送(引越)約款に基づく説明です。原文は運輸局の掲載資料で確認できます。一般の引越し会社が使う標準引越運送約款とは別の約款です。
現在はサイト確認用です
